呉屋日記

勝連繁雄先生の一弟子・平良が、好きなことを好きなようにつづる日記

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

重ねかた

先生と一緒の練習中。 歌も三線も。 私の一音一音が、先生と重なっている瞬間は、実は、本当の本当にわずかしかない。 初めて気づいた時は、けっこう衝撃だった。 同じようで同じじゃない音ばかりだと。 聴こえる違いと聴こえない違いがあるのだと。 気づい…

余談

昨日の勝連先生の三線教室。水曜日クラスの練習の時間に、先生が「来週の水曜日は公休日だから教室も休みにするか?」と言ったら、その場にいた弟子の5人中4人が「イエ―イ!」といった態度。 ウケたけど、後から考えたら、これってちょっとすごいことなん…

安里屋ユンタ

あんまり難しく考えるような話じゃないのかも、とは思うのだけど。 超有名な民謡「安里屋ユンタ」の5番の歌詞が、あまり好きじゃない。 (「新・安里屋ユンタ」とも呼ばれているほうの)。 前々からなんとなく思っていたことなのだけど、今日改めて思った。…

つぶやきごと

「何、それ?」 「先生の言うことに、ちょっと納得がいかないんですけど」 稽古やら何やら、先生の近くにいると、そうやって先生に対する怒りが湧いてくるときもある。 でもそんなとき、しばらく時間が経ってから思うのが、「私は先生に生かされているんだか…

それだと、さみしいからさ

「あなたにはやがて視えるときがある あなたにはやがて聴こえるときがある あなたのたましいには ふるさとがある ちちのちちの そのまたちちの ははのははの そのまたははの おもいがそめた ふるさと たとえていえば夢 たとえていえば美 たとえていえば音 を…

瞬間

遠慮。罪悪感。寂しさ。慣れなさ。気恥ずかしさ。嬉しさ。そして恐ろしさも。 はじめて先生を「先生」と呼んだあの日のあの瞬間、 私は本当に先生の弟子になったんだと思う。 その瞬間がいつだったかなんて。 先生は気づいていたのかな。