呉屋日記

勝連繁雄先生の一弟子・平良が、好きなことを好きなようにつづる日記

2019-01-01から1年間の記事一覧

大晦日

大晦日はいつも、うれしいような、安心したような、胸いっぱいの、何ともいえない気持ちになる。 今年一年。 怒ったことなんか、もう忘却の彼方。 嬉しかったことも、なんだか結構前のような。 ただ、今、この瞬間にあるのは、今年も一年無事に過ごせてよか…

ある手紙のこと(4)

あれから10年が経った今、こうして彼女のことについて書くと、彼女がこちらで踊っていた頃の姿がまた目に浮かぶ。親戚の地元の小さな祭りに出演したとき。タイムスの新人賞の受験の日の、試験本番の中継のモニター越しの様子。賞に晴れて合格してから最初…

ある手紙のこと(3)

かせかけ。 募る女性の恋心を表現した、古典女踊り。 A君からその話を聞いた私は、動けなくなり、何も言えなくなった。話を聞いて、涙が出るようで、けれどもその気持ちは「涙が出そう」と言って簡単に片づけられるようなものではなかった。 それは、Sさんが…

ある手紙のこと(2)

Sさんが母国に帰ってから1か月ほど後のこと。 私たち三線サークルのメンバー数名で、飲み屋に飲みに行く機会があった。忘年会だったのかもしれない。ちょうど今と同じように寒い時期だったという記憶はあるが、何のための飲み会だったのかということまでは…

ある手紙のこと(1)

もう書いてみようか、と思う。 このことについてうまく書き伝えられる自信がないままに年月が過ぎ、そして今でも十分に伝えられるかどうかは分からないままだけれども、それでもやっぱり書いてみようかと思う。 なぜなら、この出来事のことがいつもずっと、…

「手品」

手品。マジック。 それらを目にするときに、私はよく思うことがある。 「私は自ら、だまされることを望んでいる」と。 よく見てみれば、気づきそう。 考えてみれば、分かりそう。 そう感じるマジックの「タネ」であったとしても、私は自ら気づかないフリをし…

続・森山直太朗

(うむむ・・・。やっぱり・・・。あと一曲、この曲までは、やっぱり紹介しておきたいぞ・・。) 前々回、前回と紹介した「どこもかしこも駐車場」に加えて、私には、あと一曲だけ、ぜひこの場で紹介しておきたいという森山直太朗作の歌がある。なので、書き…

森山直太朗(2)

前回書いただけでは飽き足らず、今回も森山直太朗の「どこもかしこも駐車場」。 その2番の歌詞に入ると、さらに物語は展開する。 「どこもかしこも駐車場(2番)」 駅前はやたら 騒がしく野球帰りの 子供たちプードルが 変な服着てる本屋に寄って 帰ろうか…

森山直太朗

森山直太朗が好きだ。彼の作詞する歌詞が特に好きだ。「さくら(独唱)」「夏の終わり」あたりが世間一般に知れ渡っている彼のメジャーなヒット曲というところなのだろうが、彼の作詞作曲した歌には、その他にも素晴らしいものがたくさんある。その中でも、…

無題

今から十年以上前の、私が先生の教室に入門してから数か月も経っていない時期のある日のこと。先生が私に、あるものを手渡してきた。(先生が私に何かをくれたのはそのときが初めてだったと記憶しており、そのときのことをよく覚えている。)そのとき先生が…

表彰掲載・○○話・・?

そうです。確かに私は以前このブログに、「報道を見れば誰でも知ることのできる勝連先生関連のニュースについては、あえてこの場で取り上げてお知らせするつもりはない」というようなことを書きました。そしてこれまで実際に、先生がどのような賞を受賞した…

首里城について

久しぶりの更新がこんな話題になってしまうのか・・・とは思ったのですが、それほど衝撃的なニュースだったので・・・。 首里城が、本当に大変なことになってしまいました。 ここで、詳細は抜きにして、端的に、個人的に、少し思ったことを書きます。 状況が…

未更新の時期に

さて、 前回触れた通り、このブログの更新は実に1年以上滞っていたわけですが、 更新が滞っていたその時期にも、このブログのことはよく頭の片隅にありました。 「早く更新(=再開)したいなー」と。 なので、まずはここから数回にわたり、その未更新だっ…

ブログのお引っ越し、完了。

先日はどうも。 と、先日の更新が実に一年以上ぶりだったということを気にせずもう本題から始めますが、見ての通り、この度ブログのお引っ越しをしました。 といっても、はてなダイアリー→はてなブログへのお引っ越しなので、大幅に変わったという感じはしな…

ブログのお引っ越しテスト

あ。 ブログ変わってる。 ・・・と思った方。 どうも(笑)。 (※本日、ブログの引っ越し作業中です。 詳細についてはまた明日以降、お知らせいたします。)