呉屋日記

勝連繁雄先生の一弟子・平良が、好きなことを好きなようにつづる日記

2012-01-01から1年間の記事一覧

年の暮れに

車の中から見えたので、思わず声をかけた それ、あそこのおばさんの犬ですよね。私、坂の上の家の者です、と おばさんから、畑の野菜をいつもたくさんもらっていたんです、ありがとうございます、と 幼い頃からいつも近くにいた、うちの実家のすぐ下のほうの…

気づいたら

いつのまにやら大晦日。 「研修会で何を学ぶのかということ(2)」のつづきは、年明けに書く予定です。 せっかくの年末年始なので、それとは別のことなど少し書いてみようかと思ったりしています。 よろしくおねがいします。

研修会で何を学ぶのかということ(2)

かぎやで風は「等身大」で、仲節は「未知」だという。 でも本当か?本当に私は、かぎやで風を「等身大」だと言えるほどまでに理解し、弾き歌えているのだろうか。 もしかしたら私は、かぎやで風さえよくは知らない、ということはないだろうか。 研修会を終え…

研修会で何を学ぶのかということ(1)

私たちは、かぎやで風しか弾けないことを知っているか。 私たちは、かぎやで風以上の世界をまだ知らないかもしれないということを知っているか。 あのとき私はそうやって、一体誰に語ったんだろう。 私たち。 私「たち」? 私と私以外の、誰のどこまでが? …

好きなとこ

火曜日の朝からヒザが痛い、曲げ伸ばしすると痛い、左腕も動かすと痛い、右腕もちょっと、と先生に言ったら、「ああ、それは三線の弾き過ぎだね」と言われて。 それ聞いてちょっとうれしがっている、ちょっとバカな自分が、自分でちょっと好き。 「僕も経験…

ミニ情報

・・・と言ったら失礼か。 じゃあやっぱり、ミニ情報じゃなくて大ニュース。 なんと今日9月18日は、先生のお誕生日です。 ハッピーバースデー、先生!プレゼントには、消しゴムで消えるボールペンがほしいそうです。 ナイス低コスト、先生! そういえば、…

昨日の夜、先生と古典音楽の話をしているときに聞いてみた。 十七八節のウタムチの部分がお寺の鐘の音を表してる、っていうみたいに、他に何か「この曲のこの部分がこの音を表している」っていうのはないの?と。 そしたら先生は「本当はたくさんあるけど自…

はずむウタムチ

摩文仁の平和祈念堂での先生の独唱の機会(6月22日)に向けて。 本番直前の先週までの1か月間ほど、稽古のたびに、先生の歌う本調子仲風節を聴いていた私たち。「語りたや 語りたや 月の山の端に かかるまでも」 先生が独唱すると、だいたいいつも、歌声…

なりました

勝連先生が今年度から、野村流古典音楽保存会の会長になりました。 他の仕事もたくさんあって忙しいと思うけど、適度に休みも取りながら、毎日過ごしてほしいです(^^)。

興味深い話

昨日の夜テレビをみていたら、ちょっと面白い話が放送されていた。 歌川国芳という江戸時代の浮世絵師が約180年前に描いた絵の中に、東京スカイツリーらしきものが描かれている、という話だ。 (この絵のことは昨年からすでに新聞・テレビ等で話題になっ…

個人的な話

個人的な話なんですが・・。 3日前(4月14日)、第1子の女児を出産しました。 今、このブログを産婦人科の病室で更新しています(笑)。 いや、出産前は、出産の話をこのブログに書こうとは一切思っていなかったんですが。 何でやっぱり書こうっていう…

卒業論文の話

前回&前々回と、このブログで書いた「お墓」「大学」つながりで思い出したので少し。 琉球大学法文学部 人間科学科出身の私が、数年前の大学卒業の際に書いた卒業論文のタイトルは『死亡広告にみるウチナーンチュ・沖縄社会』。 沖縄の新聞(沖縄タイムス・…

気になる琉歌

「 まかやかやぶきや 仮宿どやゆる 風水まちがにや 万代までも 〈作者不詳〉」(現実のこの世で住んでいる家は仮の家で 墓は永久に住む家である) 昔のウチナーンチュの、祖先を大事にする気持ちが表れた歌だという。 墓は祖先と共に住める永久の家であると…

感想

今週月曜日。勝連先生が琉球大学で講義を1コマ担当するというので、ついて行って聴講した。 講義のテーマは「琉歌と伝統芸能文化」。 「 手墨学問や 朝夕おめはまて いつか思うことの かなるうれしや 」 (朝夕学問をがんばって、いつか思いが叶うことのう…

みえない踊りを

あけましておめでとうございます。 今年1年、充実した良い年になりますように。 ところで、お正月といえば初詣。 初詣つながりで、宜野湾市普天間にある「普天満宮」について少し書いてみたい。 といっても、初詣の話ではなく、沖縄の芸能関係の話。 舞踊の…